「國家第14次5カ年計畫による越境ゲート開発計畫」
概 要
9月17日、「國家第14次5カ年計畫による越境ゲート開発計畫」(以下、「計畫」とする。)が正式に発表された。「計畫」では、中國において基本的に実現された社會主義の現代化に対応する現代化された越境ゲートを2035年までに建設し、「平和で能率が良くスマート化され法治化され環境に配慮した越境ゲート」の建設を高い品質で完成させると定めている。
「計畫」では更に次のことを定めている。上海、天津、深セン、広州の海運越境ゲートの建設に重點を置き、天津?河北地域、長江デルタ地域、広東?香港?マカオ大港灣區における國際級港灣施設群の建設を奨勵する。遼寧省沿海地域、山東省沿海地域、南東部沿海地域、及び南西部沿海地域における港灣施設群の建設を奨勵する。舟山、寧波における海運越境ゲートの建設を奨勵し、舟山江海輸送共同センター、寧波舟山沿海輸送中継センターを建設する。武漢、重慶を中心とした長江流域水上運輸センターを建設する。海南自由貿易港の建設を支援する。
北京、上海、広州の航空越境ゲートの國際ターミナルとしての競爭力を大きく向上させ、周囲の航空越境ゲートとの優位性を補完しあい、協力して発展することを推進する。成都、昆明、深セン、重慶、西安、ウルムチ、ハルピン等の航空越境ゲートの國際ターミナルとしての機能を段階的に向上させる。北京?天津?河北地域、長江デルタ地域、珠江デルタ地域、成渝都市群に相応しい航空越境ゲート群を建設する。河南鄭州総合貨物輸送ターミナル、湖北鄂州専門貨物輸送ターミナル等の航空越境ゲートの建設を推進する。
隣接する國々と1~2ヶ所のモデル越境ゲートの建設を推進し、輸送収集分配體制を整備し、クロスボーダー電子商取引、輸出入加工等の産業の集中による発展を推進し、製品の加工、包裝、集散、倉庫保管、輸送、通関、検査申告、代理等の機能が集約された國際道路輸送ターミナル及び物流園區を建設し、モデル越境ゲートの集中による効果と模範的役割を更に発揮させ、國境地帯の開発開放を促進する。






