「中國(重慶)自由貿易試験區データ越境ネガティブリスト管理弁法(試行)」「中國(重慶)自由貿易試験區データ越境管理リスト(ネガティブリスト)(2025版)」」「中國(重慶)自由貿易試験區データ越境ネガティブリスト運用ガイドライン(試行)」
データの越境移動を促進?規範化させるため、國家インターネット情報弁公室は2024年3月22日に「データの越境移動の促進及び規範化に関する規定」(國家インターネット情報弁公室令第16號)を公布し、地方が具體的なデータ越境管理政策を策定するための枠組みと指針を提供した。北京、天津、上海及び江蘇等が相次いでデータ越境ネガティブリストを導入することに伴い、重慶も最近獨自のデータ越境ネガティブリストを導入した。2025年9月5日、重慶市インターネット情報弁公室、重慶市商務委員會、重慶市ビッグデータ応用発展管理局は、「中國(重慶)自由貿易試験區データ越境ネガティブリスト管理弁法(試行)」及び関連する「中國(重慶)自由貿易試験區データ越境管理リスト(ネガティブリスト)(2025版)」並びに「中國(重慶)自由貿易試験區データ越境ネガティブリスト運用ガイドライン(試行)」(同日から施行、試行2年)を共同で公布し、データ輸出管理を強化した。弁法は全23條からなり、主な內容は以下の通りである。
一、データ越境管理にネガティブリスト管理モデルの採用
データ処理者がネガティブリストに記載されたデータを海外に提供する場合、安全評価の実施、個人情報輸出標準契約の締結、又は個人情報保護認証が必要である。ネガティブリスト以外のデータについては、データ越境安全評価申告、個人情報越境標準契約締結又は個人情報保護認証を免除することができる(10條)。
二、重要データの外延の明確化
重慶では、重要データは主に自動車業界のデータに関わっている。具體的には、秘密保持が必要な車両研究開発データ、自動車の主要部品やシステムの開発データ、自動車業界の競爭力に関連する高価値?高感度なデータなどが重要データに該當し、データ輸出安全評価の申告が必要である(ネガティブリストを參照)。また、自動車業界等の一定規模に達したサプライチェーン関連データ、車両制御等のオンラインアップデートデータ等も重要データとされている。さらに、重要情報インフラの重要なネットワーク施設、情報システム等に関連するデータも重要データに該當する。






