中國人民銀行、中國銀行保険監督管理委員會、中國証券監督管理委員會、外貨管理局が「海南省の改革開放の全面的な深化に対する金融上の支援に関する意見」を発表
概 要
中國人民銀行、中國銀行保険監督管理委員會、中國証券監督管理委員會、外貨管理局は4月9日、「海南省の改革開放の全面的な深化に対する金融上の支援に関する意見」(以下、「意見」とする。)を共同で発表し、海南省の改革開放の全面的な深化に対する金融上の支援に関する「4つの梁と8つの柱」を基本的に定めた。
「意見」では、海南自由貿易港の建設への貢獻、制度革新を核とした金融の改革開放の深化等を全體の原則として、人民元の兌換性の向上によるクロスボーダー貿易?投資の自由化?利便化、海南省の金融市場システムの改善、海南省の金融業の対外開放の拡大、金融商品及びサービスの革新強化、金融サービス水準の向上、金融監督管理の強化による金融リスクの防止?解消等6つの方面から、33の具體的な措置を講じている。
「意見」の中では、人民元の兌換性の向上について、海南自由貿易港內の金融機関が発行する金融商品、証券先物経営機関のプライベートエクイティマネジメント商品、公募証券投資ファンド、保険資産管理商品等の資産管理商品に対する海外投資家からの投資を支援すると述べられている。また、海南自由貿易港內で働く外國人が証券投資を含む中國國內での各種投資を行うことを支援し、條件を満たす非居住者に対し、実際の必要に応じ海南自由貿易港內で不動産を購入することを認め、その購入時の外貨両替に便宜を図ると述べている。
「意見」ではさらに、條件を満たす海南省の企業が初めて上場し、各レベルの株式市場を経て大きく発展することを支援し、プライベートファンドの海南省での設立を支援し、海外金融機関の海南省での設立を奨勵し、中外合資銀行の開設を支援し、環境配慮型金融革新業務の海南省での先行試験を奨勵し、人民元?外貨統一銀行口座制度の海南省での試験実施を支援すると述べている。






