『外商投資參入特別管理措置(ネガティブリスト)(2024年版)』
近年、中國は外商投資參入に対する制限を解除し続けている。2017年から2021年にかけて、中國は5年連続で國內及び自由貿易試験區の外商投資參入ネガティブリストを調整し、製造、鉱業、農業、金融の分野で一連の重大な開放措置を実施した。このうち、自由貿易試験區における外商投資參入ネガティブリストの製造業分野の制限措置は2021年に完全に撤廃された。(https://www.ndrc.gov.cn/xxgk/jd/jd/202409/t20240907_1392877.html)
高品質の製品及びサービスの供給をさらに増やし、國內市場での健全な競爭を促進し、中國における多國籍企業の発展により広いスペースを提供し、國際協力を促進するためには、開放をさらに拡大し、製造業に対する制限措置の撤廃を全國に拡大する必要がある。そこで、2024年9月8日、國家発展及び改革委員會と商務部は共同で「外商投資參入特別管理措置(ネガティブリスト)(2024年版)」を発表した。當該ネガティブリストは2024年11月1日をもって施行される。
2024年版のネガティブリストによると、2點しか殘っていない製造業分野における外商投資參入制限措置(①出版物の印刷は中國側の持ち分支配とする規制、②漢方薬材における蒸す、煎る、炙る、焼くなどの加工処理技術の応用及び漢方薬剤の秘伝処方製品の生産への投資を禁止する)が撤廃された。すなわち、中國で印刷企業や漢方薬などの生産に投資する場合、外國投資家は「市場參入ネガティブリスト(2022版)」(中國共産黨中央委員會弁公庁と國務院弁公庁は8月21日に市場參入ネガティブリストを整備する意見を公布した。當該ネガティブリスも修正される見込みである。)具體的に言えば、外國投資家は印刷企業を設立する際、中國投資家と同様に、新聞出版署の許可を取得するだけで済み、中國投資家が支配的地位に位置することを確保する必要はなくなる。






